出版社内容情報
日本の生物学を支えて半世紀-17年ぶりの新版登場
第5版刊行にあたって
1996年の第4版刊行以降、ヒトゲノム解読をはじめとして、あらゆる分野で生命現象の解明が進み、生物学における知見の蓄積は膨大なものとなりました。こうした進歩に即して版を改めることは、初版以来日本の生物学を支えてきた本書の使命です。改定にあたっては、巌佐庸・倉谷滋・斎藤成也・塚谷裕一の4氏の総編集のもと、400名を超える専門家にご協力をいただきました。半世紀にわたる伝統を継承しながらも、より新しく体系的な解説を目指して、項目の選定および校閲・執筆に臨まれた方々のご尽力により、ここに第5版の完成をみました。学生・研究者・教育者をはじめ、生物学に関心を抱くすべての人々に本書が愛用されることを願います。
総項目数:11,500項目
付録:ウィルス分類表/生物分類表
索引:和文索引/欧文索引
第5版の特色
・1万を超えるすべての項目を校閲・改訂
・さらに和文検索に膨大な用語を収録
・1000を超える新項目を採用
・関連項目を統合して体系的に解説
・定評ある生物分類表も全面改訂
編者プロフィール
巌佐庸(いわさ・よう)
1952年生。九州大学大学院教授。専門は数理生物学。著書に「数理生物学入門ー生物社会のダイナミックスを探る」(共立出版など)
倉谷滋(くらたに・しげる)
1958年生。理化学研究所発生・再生科学総合研究センターグループディレクター。専門は進化発生学。著書に「動物進化形態学」(東京大学出版会)など
斎藤成也(さいとう・なるや)
1957年生。国立遺伝学研究所教授。専門は人類進化学、ゲノム進化学。著書に「ダーウィン入門ー現代進化学への展望」(ちくま新書)など
塚谷裕一(つかや・ひろかず)
1964年生。東京大学大学院教授。専門は植物学、植物発生学、著書に「植物のこころ」(岩波新書)など
内容説明
1万を超える項目数。約4万語の和文索引。欧文索引も充実。定評ある生物分類表も全面改訂。