岩波科学ライブラリー<br> クモの糸でバイオリン

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岩波科学ライブラリー
クモの糸でバイオリン

  • 大崎 茂芳【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 114,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000296540
  • NDC分類 485.7
  • Cコード C0340

内容説明

クモとつきあうこと40年。「クモの糸にぶら下がる」など数多の挑戦を経て、ついに「クモの糸でバイオリンの弦をつくる!」という無謀な試みへと突き進む。―暗中模索、数年がかりで完成した弦が、やがて名器ストラディバリウスの上で奏でられ、世界的な反響を巻き起こすまで。たゆまぬ好奇心が生んだ成功物語のすべてをレポート。

目次

1 クモのことをもっと知りたい(クモとの出会い;クモの巣のいろいろ ほか)
2 クモが繰り出す魔法の糸(柔らかくて強い;クモの糸の不思議な構造 ほか)
3 バイオリンに挑戦!(音楽に参戦;バイオリンを購入 ほか)
4 魔法の糸の音色の秘密(「よい音」とはなにか;バイオリンでの音色解析 ほか)
5 音色が世界を駆けめぐる(学会発表とその反響;取材対応でヒヤリ ほか)

著者等紹介

大崎茂芳[オオサキシゲヨシ]
1946年兵庫県生まれ。大阪大学理学部卒業、大阪大学大学院理学研究科博士課程修了。(株)マイカル商品研究所所長、島根大学教育学部教授、奈良県立医科大学医学部教授を経て、同大学名誉教授。理学博士、農学博士。専門は、生体高分子学。文部科学大臣表彰科学技術賞、日本オーディオ協会顕彰「音の匠」など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

165
すばらしい研究だと思われます。クモの糸が結構強いということは昔なにかで読んだことがあるのですが、本当にそうなのですね。著者の写真でクモの糸を使ったハンモックにぶら下がっているのがあるのですが、このようなものを見ると芥川龍之介の小説も実際アリではないかと思われます。実際にクモの糸のヴァイオリンで弾いた曲を聞いてみたい気がします。2017/02/09

NAO

61
粘着性に注目してクモの糸の研究を始めた著者が、その強さからハンモックを作り、次にそれをバイオリンの弦にして音をならそうと考えた。クモの糸に関する生物学・物理学的知識、糸採集の苦労話、バイオリンの弦としてのクモの糸の性質など、とにかくみんな興味深く面白く、一気読み。クモの糸の弦は倍音が豊かで美しく、他の弦とは全く音色が違うのだとか。音色を聴いたプロから是非欲しいとの依頼もきたそうだ。私も一度生で聴いてみたい。購入可能になったら、娘にプレゼントしたいなあ。2016/12/20

あじ

55
クモとお付き合いして早40年。そんな著者が休暇中のドライブで耳にしたバイオリン曲。「クモの糸でバイオリンを奏でてみたらどうなるのだろう」、開放気分の最中に思い付いちゃった。耐性あるクモの弦を製作するため、バイオリン教室に六年通いつつ研究を進めた結果がここで報告される。♪いとまきまき いとまきまき…クモのご機嫌を取りながら、糸を採取する著者。ハンモック製作の余興でも驚かせてくれる。2016/12/04

oldman獺祭魚翁

42
図書館本 著者の専門は生体高分子学 生物学・音楽共全くの門外漢なのだが、院生の頃の研究が粘着紙という事で蜘蛛との繋がりが出来た。その後本業をこなし乍ら全くの趣味で蜘蛛の糸を研究し続けること40年。この先生蜘蛛の糸にぶら下がる。2tトラックを牽く…ついにはヴァイオリンの弦まで作ってしまった。読んでみると解るがとにかく凝り性な先生。ヴァイオリンに至っては教室に通い始めて通算6年間「60の手習い」をする。そして完成した弦は倍音の比率が凄いそうで安物がストラディバリになるらしい。コケの一念 読むと面白い一冊2017/01/19

もっしゃん

30
『奈良のスパイダーマン』大崎教授の40年の研究レポート。真夏に水分も摂らず探し回り入院したり、良質な糸を採取する為にクモのご機嫌を取ったり、バイオリンの弦を作る為に音楽教室に通い始めたりと、あふれるヘンタ…もとい情熱で幾多の失敗を乗り越え完成したクモの弦。ストラディバリウスから奏でる音色はいかに…?趣味だったからこそ無謀な試みを思いつき、苦労を苦労と思わず続けられたのだろう。むしろ突拍子のない事を思い付いた時こそが一番の興奮なのかも知れない。これ系の本は初めてだったけど、分かりやすい説明でとても面白かった2018/01/13

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