岩波科学ライブラリー<br> サボり上手な動物たち―海の中から新発見!

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岩波科学ライブラリー
サボり上手な動物たち―海の中から新発見!

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  • サイズ B6判/ページ数 118,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000296014
  • NDC分類 481.72
  • Cコード C0345

出版社内容情報

一生懸命だからこそ,サボるんだ! 動物搭載型の記録装置による「バイオロギング」や「音」を使った最新の記録・分析システムで,予想も常識も覆す,驚きの新発見が続出.南極のペンギンやアザラシから,身近な日本のイルカ,ウミガメまで,謎に包まれた生きものたちの生態と〈本気の姿〉を明らかにする,新しい海洋動物学.[カラー版]

内容説明

一生懸命だからこそ、サボるんだ!動物搭載型の記録装置による「バイオロギング」や「音」を使った最新の記録・分析システムで、予想も常識も覆す、驚きの新発見が続出。南極のペンギンやアザラシから、身近な日本のイルカ、ウミガメまで、謎に包まれた生きものたちの生態と“本気の姿”を明らかにする、新しい海洋動物学。

目次

1 実は見えない海の中(見えるようで見えない海の動物;陸上動物研究では観察が主体 ほか)
2 他者に依存する海鳥―動物カメラで調べる(動物はなぜ潜るのか;周辺の餌分布状況を調べたい ほか)
3 盗み聞きするイルカ―音で調べる(カメラも万能ではない;海は「音の世界」だった ほか)
4 らせん状に沈むアザラシ―加速度で調べる(それは日本から始まった;浮力を使って浮上するペンギン ほか)
5 野生動物はサボりの達人だった!(不純な動機;深海のチーター ほか)

著者等紹介

佐藤克文[サトウカツフミ]
1967年宮城県生まれ。1995年京都大学大学院農学研究科修了(農学博士)。日本学術振興会特別研究員、国立極地研究所助手を経て、2004年より東京大学大気海洋研究所准教授。専門は動物行動学、動物生理生態学など。著書に『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待』(光文社新書、2008年講談社科学出版賞)など

森阪匡通[モリサカタダミチ]
1976年大阪府生まれ。2005年京都大学大学院理学研究科修了(理学博士)。京都大学理学研究科リサーチフェロー。日本学術振興会特別研究員、東京大学大気海洋研究所特任研究員などを経て、2010年12月より京都大学野生動物研究センター特定助教。専門は動物音響学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

30
中学2年生国語教科書から。バイオロギング=小型の記録計を動物に取り付けて行動を調べる手段。動物たちがどんな行動をしてどう生きているかを探る。ウミガメ、ペンギン、アザラシ、イルカ、オオミズナギドリ、インドガアビル(ワニ)、カワイルカ、チーター。野生動物はいつも必死に生きてのではなく、サボりながら効率よく生きている。効率よくのは何か?「目的を達成しつつ、もっとも容量よく手を抜くこと」▽教科書にはこの本の内容の要約が載っている。2018/06/10

宇宙猫

23
★★ おもしろくないわけじゃないけど、タイトルのサボるというのは語弊がある。ウサイン・ボルトが1日中全速力で走っていないからって、サボっているとは誰も思わないしそぐわない。良い内容なのになぁ。2015/11/13

ゆーかり

18
ちょっと誤解を生むタイトル。動物行動学に興味がある人向けの本。陸上の生物はよく観察できるが水生生物には謎が多く、それをバイオロギング、つまり動物に記録計やカメラを取り付けて調査しようというもの。サボるは語弊があるのでは?どの動物も全くサボってなどいない。省エネ、効率化、睡眠、休憩、遊び等々。ヒトも常に全速力で走っているのでないのと同様ではないだろうか。まわりを「音で見る」事が出来るイルカは、我々がサンゴ礁の色を綺麗と感じる様に、多様なでこぼこ具合を音で「きれい」と感じるのかもしれないというのは面白い。2018/03/03

手押し戦車

11
野生動物はいつでも一生懸命ではなく人間に大きく依存して上手に生活している。目的を達成しつつ、最も要領良くてを抜いてエネルギーや時間を無駄しないで、余った時間を他に使う事により更に効率を上げれたり、他の仕事ができる。要領良く手を抜くことこそ真面目な生き方。一見サボっているようで、実は効率がを重視するのがプロ、素人は一生懸命になって物事を複雑にして効率を悪くする。サボり上手はプロで有り余った時間を更に投資するのが真のプロ!2014/06/05

yamakujira

8
深度計、加速度計、カメラなどの小型装置を動物に装着させて生態を探るバイオロギングによる、おもに水生動物についての新発見を教えてくれる。シュモクザメの子供の運命が切なかったり、海底に転がるアザラシの睡眠に笑ったり、水中だから見えない生態を解明する手法が興味深い。滑空する鳥が重力に頼るように、浮上するペンギンは浮力に任せてはばたかない、なんて言われてみればもっともだね。たぶん編集者がキャッチーなタイトルを考えたんだろうけれど、「ざんねんないきもの事典」みたいなノリを期待されちゃいそうだな。 (★★★☆☆)2018/05/20

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