出版社内容情報
増え続け、高齢化が加速していく人類。食糧危機の不安から、国際的な農地争奪戦も始まった。バイオ燃料ブームが招いた暴動と食糧価格の高騰。新種の病原体、激減する野生動物たち。最新データを駆使して地球と人間の事件を読み解く。
内容説明
世界は“人口爆発の世紀”から“高齢化の世紀”へ。食料危機の不安はさらに深刻化し、国際的な農地の奪い合いも始まった。過熱したバイオ燃料ブームが招いた食料価格の高騰。安くて不健康な食べ物が体内に蓄積していく。人間活動が生みだす新種の病原体。激減する野生動物。最新データを駆使して地球と人間の“事件”を読み解く。
目次
二〇五〇年の世界をいかに養うか
農地の奪い合いがはじまった
あなたの体はトウモロコシでできている
バイオ燃料狂想曲の教訓
畜産革命と新型インフルエンザ
なぜソマリアで海賊が暴れるのか
多発するゾウの攻撃
寅年のヌシの悲しい現実
なぜハイチの地震被害はひどいのか
下水は何でも知っている
CO2排出量が世界一になった中国
急速に老いてゆく人類
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
7
インフルエンザの流行とともに、日本では下水や河川のタミフル代謝物濃度が急上昇!!!言われてみれば...という感じだけど、、、うーむ...2012/03/29
遊未
3
農地の奪い合い、絶滅寸前のゾウに虎、下水からわかること等。以前から信じられないのがバイオ燃料で、どうして食べ物が無くて飢餓があるのにそこから燃料?不思議です。ハイチのように人間が人間すら絶滅させてきたことにはゾッとするものがあります。現在の地球環境=人類の歩みであることがわかってしまう。多くの人に読んで考えてもらいたい一冊です。2023/06/19
takao
2
ふむ2022/09/05