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岩波科学ライブラリー
細胞寿命を乗り越える―ES細胞・iPS細胞、その先へ

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  • サイズ B6判/ページ数 118p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000295642
  • NDC分類 491.11
  • Cコード C0345

内容説明

iPS細胞がもたらした最大の衝撃は、細胞が「若返った」ことにある。しかしつい半世紀前には、細胞が老いて寿命を迎えることすら非常識だった。細胞寿命の「発見」からその操作に至る一連の研究の中心には、ノーベル賞で脚光を浴びたテロメアがあり、はたまたがん細胞もある。若返りの“秘薬”を手にして、ヒトの体はどこへ向かうのか。いま、あらためて生命のあり方を問う。

目次

1 ヒトはなぜ老いて死ぬのか
2 細胞の寿命と老化
3 細胞のがん化―老化の果てに、永遠のいのち
4 細胞寿命を乗り越える
5 若返り細胞、老いに挑む
6 応用実現のための課題
7 細胞寿命の操作はどこまで許されるのか

著者等紹介

帯刀益夫[オビナタマスオ]
1943年長野県生まれ。1971年東京大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬学博士。(財)癌研究所研究員、東京大学薬学部助教授、東北大学加齢医学研究所教授、同所長などを歴任。現在は東北大学名誉教授。専門は細胞生物学

杉本正信[スギモトマサノブ]
1943年東京都生まれ。1971年東京大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬学博士。国立予防衛生研究所主任研究官、ハーバード大学医学部研究員、ジーンケア研究所副所長などを務める。現在はフリーライター。専門は細胞生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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calaf

6
永遠の命って、手に入れても幸福なのか不幸なのか微妙...というのは私の感想で、内容的には(そういう部分もあるけど)ほとんどがこの分野の科学的な内容の記述でしたが (^_^;;;2012/02/16

takao

2
ふむ2020/09/05

ひろただでござる

2
テロメアをリセットできるのは驚き。先天的疾患や若くして遺伝的疾患によって命を失うことが避けられるのなら誠に良いことだとは思うが…巻末にあるような「自然的不平等」を「社会的不平等」が新たな不平等を引き起こすような気が…。個人的には人生の老後を至福のときとして過ごせる人ばかりではないことにも意を注いでほしい…と思う…分野が違う…か。2018/12/23

オレンジ君

0
IPS細胞とES細胞がどういった細胞なのか、また発刊当時の使用法、可能性を説明した本。胚細胞だけでなく普通の細胞が万能性を持った細胞になること、細胞時計が復活することが興味深かった。また現在の再生医療の限界も垣間見えて面白い。2010/07/25

nhy

0
興味深く読める2009/12/23

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