内容説明
数学の異才ラマヌジャン、自然科学でアジア初のノーベル賞ラマン、遺伝子暗号を解明したコラナ、インドは数多くの天才を生んでいる。そして現在、世界中に科学者・技術者を送りだし、頭脳大国への道をひた走るインド。才能を育てる秘訣は何か?日本が学ぶ点は?植民地時代からの歴史をたどり、インド人科学者たちの実像に迫る。
目次
第1章 植民地時代のパイオニアたち(インド近代科学の父J.C.ボース;化学と化学工業の父ラーイ;天才数学者ラマヌジャン;パイオニアを育てた舞台装置と条件)
第2章 アジア初のノーベル賞受賞者ラマン(若き日々 ヘルムホルツの本との出会い;カルカッタ時代;ラマン効果の発見とノーベル賞受賞;バンガロール時代;同時代の科学者サハとS・N・ボース)
第3章 独立インドの主役たち(初代首相ネルーのリーダーシップ;タタ基礎研究所タタ一族とバーバー;独自の原子力戦略;ロケット技術の父 アヴドゥル・カラーム)
第4章 グローバルに活躍するインドの頭脳(頭脳流出組チャンドラセカール;米国の技術革新を支えたインドの頭脳;科学技術と国際政治;持続可能な開発への挑戦)
第5章 インドの教育について考えること(論理的表現力;数学基礎力の訓練;創造プロセスの追体験;アマルティア・センの指摘)
著者等紹介
三上喜貴[ミカミヨシキ]
1952年生まれ。東京大学工学部卒。通商産業省勤務を経て、長岡技術科学大学技術経営研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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