現代の起点 第一次世界大戦〈3〉精神の変容

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000287135
  • NDC分類 209.71
  • Cコード C0322

内容説明

「統合」か「断片」か。大戦前後の芸術・文学・学知に刻まれた予感と激震の跡から、人々の感性、語り、思考の変容を考察する。

目次

1 総説(「芸術」の崩壊と大衆文化)
2 参加の芸術/芸術の自律(第一次世界大戦と演奏会文化の変質―音楽国有化の思想ならびに慈善コンサートを中心に;モダン・アートの“参戦”と“擬装”―美術/軍事/イデオロギー;自律芸術の終焉?―第一次世界大戦とフランスのアヴァンギャルド)
3 物語りの断片化と再統合(集団性の脈動、トラウマの衝迫;―精神分析からみた第一次世界大戦と心的生の変容;戦争を書く―『見出された時』と第一次世界大戦;マルク・ブロックの戦場―戦争経験と歴史的学知の変容)
4 西欧の没落(音楽におけるナショナリズム―ラプソディの歴史と第一次世界大戦;“精神の危機”の時代―問いとしてのヨーロッパ;第一次世界大戦前後の日本の文化財保護と伝統文化)

著者等紹介

山室信一[ヤマムロシンイチ]
1951年生。京都大学人文科学研究所教授。法政思想連鎖史

岡田暁生[オカダアケオ]
1960年生。京都大学人文科学研究所教授。西洋音楽史

小関隆[コセキタカシ]
1960年生。京都大学人文科学研究所准教授。イギリス・アイルランド史

藤原辰史[フジハラタツシ]
1976年生。京都大学人文科学研究所准教授。農業史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さえきかずひこ

1
岡田論文(第一次世界大戦と演奏会文化の変質)を目当てに読んだのだが、河本論文、久保論文、小黒論文、王寺論文、伊東論文といった美術や文学についての論文などもとても興味深く読めた。執筆者の参考文献を参照し、さらに読書が進みそうな予感を得た。2016/05/22

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