加藤周一自選集〈9〉1994‐1998

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  • サイズ B6判/ページ数 470p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000283496
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0395

出版社内容情報

医学を越え、文学者を超えて知識人であった3人の比較を通して、今日にも通じる普遍的な価値を考えた教育テレビでの講義『鴎外・茂吉・杢太郎』ほか、富永仲基を題材とする戯曲、全集類の月報など40本を収録。

内容
堀田善衛私記 / 本多秋五私記 / 鴎外・茂吉・杢太郎 / 読書道楽 / 近代の翻訳詩 / 日本文化における時間と空間について(講演録) / 中野重治断章 / 富永仲基異聞――消えた版木(戯曲) / 昆劇と狂言との出会い ほか

目次

堀田善衛私記
中国映画三題
翻訳の勧め
ある少女の眼
詩人経済学者
本多秋五私記
川端康成から大江健三郎へ
一九四〇年の想出
鴎外・茂吉・杢太郎
『鷲の指輪』余聞〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきあかね

24
 1990年代半ばから後半にかけて書かれた加藤周一の論考が収められている。その内容は広範で、人文科学、社会科学、自然科学の垣根を越え、視点は自由に往還する。 著者と同様に科学と文学との相互関係を問い続けた森鴎外·斎藤茂吉·木下杢太郎の生涯、近代の翻訳詩における直訳·意訳·換骨奪胎から見る比較文化論、川端康成と大江健三郎のノーベル文学賞受賞と異国趣味から普遍性への変化、日本の思想·思考の習慣·世界観の特徴とは何かという問題に取り組んだ丸山真男の思想など、どの話題も知的好奇心を刺激する。⇒2020/02/15

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