加藤周一自選集〈3〉1960‐1966

加藤周一自選集〈3〉1960‐1966

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  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000283434
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0395

内容説明

カナダへと赴任した時代、日本を外から見つめ、語る、60年代の視点。政治問題が噴出した時代、政治を語る一方、日本人の精神に内在する特徴を追究し続けた、文化・思想面の発言を中心に精選。

目次

物と人間と社会
安保条約と知識人
余は如何にして基督信徒とならざりしか
親鸞
日本の英語教育
日本人の世界像
現代日本文学の状況
宇津保物語覚書
鴎外と「史伝」の意味
茶の美学〔ほか〕

感想・レビュー

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KUMA0504

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編者の鷲巣力氏はこの中の特に「三題噺」が加藤周一の大きな転換点だったと述べる。「研究者や文学者・思想家が自らの「核」をつくりあげるとき、研究対象に向かって没頭できる時間と空間が必要である」それが加藤にとってコロンビア大学だったらしい。「三題噺」にはひとつには、加藤のありえたかもしれない自分の三つの側面が書かれている。それは「羊の歌」を準備しただろう。ひとつは、文学史研究の「定点」を築き上げる上で「橋頭堡」になったことで、それは「日本文学史序説」を準備した。ひとつは、ここにいたって、加藤の文体が完成する。「2010/03/15

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