高畠通敏集〈1〉政治理論と社会運動

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  • サイズ B6判/ページ数 340p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000281065
  • NDC分類 310.8
  • Cコード C0331

内容説明

六〇年安保の「革新国民運動」から分岐・叢生した民衆の日常的な社会運動は、今日の市民政治につながるものなのか。さらに、近代日本の政治体制を、西欧の「亜種」ではなく、アジア、アフリカ、中南米に生起した強権体制の「先駆」として比較検討できないか。政治理論家として未踏の課題に挑戦した四〇年の軌跡。

目次

運動の政治学
大衆運動の多様化と変質
「市民社会」とはなにか―戦後日本の市民社会論
強権的統合と大衆運動―三〇年代日本を中心に
メキシコと日本における政治発展―両国の政治力学の相互理解に向けて
社会科学の転回―文明の閉塞状況への対応を求めて
アメリカ近代政治学の基礎概念