双書時代のカルテ
豊かさと棄民たち - 水俣学事始め

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  • サイズ B6判/ページ数 126p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000280884
  • NDC分類 493.152
  • Cコード C0336

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雨巫女。@新潮部

9
《私‐図書館》原田先生が亡くなったのは、残念です。水俣病も、ターニングポイントの年でもあり読みました。知らないことも多かった。2012/08/23

Mealla0v0

2
差別のあるところに公害は発生する。環境汚染の被害はまっさきに社会的弱者を直撃する。こども、老人、病者は、そもそも生理学的に弱者であるし、貧者であれば毒に対する抵抗力の少ない状態にあるから、「健常者」よりも早く症状を訴えることになる。だが、それだけではなく、公害を起こす企業と国家に対して、被害者は常に非対称性のなかに置かれている。チッソ企業城下町に住む水俣市民、三池炭鉱の労働者などがそうだ。「経済成長」という大義名分のもと、彼らは棄てられるのだ。「豊かさのための棄民」は、まるで「人柱」のようか。2018/01/25

健康平和研究所

0
森元斎「国道3号線」が検索しても出てこないので、この原田本は読んでないが、引用されていたのでここに記す。66頁に「戦後、植民地を失った日本の資本は、九州を植民地代わりに、、」とあるが、北海道と沖縄は植民地であるので、この記述は誤りである。2024/03/19

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