内容説明
新しい古代史像の構築をめざすシリーズ『列島の古代史』。その締めくくりとなる本巻では、1~7巻で展開される多角的なテーマ別の論究を総合し、農耕社会の成立から平安京の時代にいたる歴史の流れを俯瞰する。考古学と文献史学、さらに人類学、環境学の最新の研究成果を踏まえた通史的叙述により、「日本」の歴史的原型の形成過程としての古代史を新たな視点から描き出す。
目次
古代史の流れ―はじめに
倭国の形成と展開
ヤマト王権と律令制国家の形成
律令体制の展開と列島社会
平城京・平安京時代の文化
「倭人」への道
古代史の環境
著者等紹介
上原真人[ウエハラマヒト]
1949年。日本考古学専攻。京都大学大学院文学研究科
白石太一郎[シライシタイチロウ]
1938年。日本考古学専攻。奈良大学文学部
吉川真司[ヨシカワシンジ]
1960年。日本古代史。京都大学大学院文学研究科
吉村武彦[ヨシムラタケヒコ]
1945年。日本古代史専攻。明治大学文学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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