内容説明
民族・宗教・性差等の境界が揺れ動く現代において、複合的なアイデンティティ形成は可能だろうか。チャールズ・テイラーの問題提起にハーバーマス、ウォルツァーらが応答を試みた、マルチカルチュラリズムの基本文献。
目次
緒論
承認をめぐる政治
コメント(多文化主義と教育;自由主義と承認をめぐる政治;二つの自由主義)
民主的立憲国家における承認への闘争
アイデンティティ、真正さ、文化の存続―多文化社会と社会的再生産
著者等紹介
テイラー,チャールズ[テイラー,チャールズ][Taylor,Charles]
哲学・政治学。長年オックスフォード大学社会政治理論の教授を務める。政治的な活動家でもあり、新民主党からカナダ連邦議会議員に立候補した経験を持つ。地元ケベックで、Conseil de la Langue Francaiseに任命
ハーバーマス,ユルゲン[ハーバーマス,ユルゲン][Habermas,J¨urgen]
哲学・社会学
ガットマン,エイミー[ガットマン,エイミー][Gutmann,Amy]
ペンシルヴァニア大学学長。政治学
佐々木毅[ササキタケシ]
1942年生まれ。東京大学法学部卒。現在、学習院大学法学部教授。政治学史専攻
辻康夫[ツジヤスオ]
1963年生まれ。東京大学法学部卒。現在、北海道大学大学院法学研究科教授。政治思想史・政治理論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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