シリーズ・現代経済の課題
分権化と地方財政

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  • サイズ B6判/ページ数 224,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000270458
  • NDC分類 349
  • Cコード C0333

出版社内容情報

国民生活に密接に関係する地方財政がいま危機に瀕している.地方税財政制度の歴史と国際比較をふまえつつ,「分権的福祉政府」システムの構築を提起.地方税の拡充と地方交付税の改善を中軸とする地方財政改革を提唱する.

内容説明

分権的福祉政府の構想。深刻さを増す地方財政の危機。日本の財政制度の何が問題なのか。国際比較をふまえつつ現行制度の限界を明らかにし、抜本的改革案を提起する。

目次

第1章 分権化への圧力―グローバル化、市場化、そして少子・高齢化
第2章 日本地方財政の特徴と改革論―分権か、縮小か
第3章 「分権的福祉政府」の財政システム
第4章 地方税の拡充―税源移譲と課税自主権
第5章 財政調整制度の意義と地方交付税の改善
第6章 地方債発行の規制緩和
終章 地方財政運営システムの分権化

著者等紹介

池上岳彦[イケガミタケヒコ]
1959年宮城県生まれ。東北大学法学部卒業。東北大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。新潟大学商業短期大学部、新潟大学経済学部を経て、現在、立教大学経済学部教授。専攻は財政学、地方財政論。論文「カナダの財政調整制度」(『立教経済学研究』第56巻第3号)により、第29回東京市政調査会藤田賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KAZOO

44
地方財政についてこれだけ書かれているのをあまり読んできませんでした。この本の論旨は分権化すべきということなのでしょうが、今の地方の様々な問題、大阪府を都にかえるとか、過疎化がさらに進んでいる地域とか、結構偏りが出てきているのではないかと思われます。一概に分権化ともいえないのですが、一つの問題点を考える上では参考になると感じました。2015/06/06

Sumiyuki

1
神野先生的地方分権論。地方の役割がただの財政学の本より細かく載っていてよかった。ただちょっと納得できないことは、地方に税源を移譲するのはいいけど、課税自主権を与えるのはいかがなものか。租税競争をしてしまうだけでは?2011/06/04

hachiro86

1
要するに地方財政は分権化していないんです2008/09/24

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