内容説明
戦争犯罪の追及や地雷廃絶に向けたさまざまな活動、あるいは国際刑事裁判所の設立や環境問題の多国間条約への関与など、いまや国際社会におけるNGOネットワークの役割がますます大きくなっている。彼らは、「地球市民社会」の最前線で活躍する人たちといえる。世界各地のNGO・NPOの活動を追い、政府・国際機関では解決できない問題にも立ち向かっていく、その驚くべき活動実態をレポート。市民の力が国際政治を動かしていく様子を描き出す。
目次
第1章 戦争犯罪の追及に向けて
第2章 司法の確立に向けて
第3章 地雷禁止に向けた武装組織との交渉―スリランカ
第4章 地雷禁止に向けた武装組織との交渉―ネパール
第5章 環境と民主主義―オーフス条約の経験から
第6章 反グローバリゼーション―「もう一つの世界」を求めて
著者等紹介
目加田説子[メカタモトコ]
上智大学卒業後、ジョージタウン大学大学院修士課程、コロンビア大学大学院修士課程を経て大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了(国際公共政策博士)、テレビ局、財団に勤務後、2001年に経済産業研究所研究員。2002年東京大学客員助教授を経て、2004年より中央大学総合政策学部教授。1997年より地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)運営委員を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。