出版社内容情報
世界に豊かな地域と貧しい地域が存在し、その差が消えないのはなぜか。持続可能な経済発展や自然資源の問題を経済学はどう捉えるのか。先端的知見を盛り込んで広い視野から経済学を解説。地球環境時代の画期的な入門書。
内容説明
地球全体を見渡したとき、世界に豊かな地域と貧しい地域が存在し、その途方もない格差が消えないのはなぜなのか。持続可能な経済発展、自然資源の問題を経済学はどう捉えるのか。―家計、企業、コミュニティ、市場など、大小さまざまな制度を成り立たせている基盤や、その相互関係のありように着目し、最先端の知見ももりこみながら、経済学が現実世界を解明してゆく考え方のエッセンスを分かりやすく解説。経済学の世界的リーダーが書き下ろしたユニークな構成の入門書。
目次
１ マクロ経済史
２ 信頼
３ 共同体
４ 市場
５ 制度としての科学と技術
６ 家計と企業
７ 持続可能な経済発展
８ 社会的福祉と民主主義的な政府
著者等紹介
ダスグプタ，パーサ［ダスグプタ，パーサ］［Ｄａｓｇｕｐｔａ，Ｐａｒｔｈａ］
１９４２年生。経済学。現在、ケンブリッジ大学フランク・ラムゼー経済学教授
植田和弘［ウエタカズヒロ］
１９５２年生。経済学。現在、京都大学大学院経済学研究科・地球環境学堂教授
山口臨太郎［ヤマグチリンタロウ］
１９７８年生。資源経済学。現在、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程在籍
中村裕子［ナカムラヒロコ］
１９６５年生。イギリス文学。現在、神戸大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽香
1
200807252016/03/26
SF
0
読んだのは英語版です2016/11/01
星規夫
0
このシリーズは大好きなんだけど、いつまでもこんなのばっかりを読んでちゃあダメだよなあ、とは思っている。毎度ながら参考文献が役に立ちそうだ。2012/11/14
クロックス
0
経済学に興味があったので図書館で借りた。豊かな世界のベッキー、貧しい世界のデスタという比較で経済学について語る。共同体、市場、政府、また環境に目を向けた持続可能な経済発展。もちろんこの本一冊では経済学のアウトライン(の一部？)が分かっただけに過ぎないのであろう。ただ、高校時代の教科書では興味を持てなかったが、身近な所から地球規模の環境まで至るプロセス、繋がりは読んでいて楽しかった。特に７章の「持続可能な経済発展」が興味深かった。最後に解説もあり、丁寧な解説のおかげでよく理解できた。2009/11/21
