世界歴史選書
ジェンダー化する社会―労働とアイデンティティの日独比較史

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  • サイズ B6判/ページ数 212,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000268509
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C0322

出版社内容情報

「男は仕事,女は家庭」―男/女の差異を本質的とみなす社会は,いかにつくられたのか.日本とドイツにおける織物業の近代化と社会政策・保険制度の形成を解明し,「労働のジェンダー化」という観点から近代史に新たな視座を拓く.

内容説明

「男は仕事、女は家庭」―男/女の差異を本質的なものとみなす社会は、いかにしてつくられたのだろうか。伝統的に、製織労働の担い手が女性であった日本と、男性であったドイツ。両社会において、それらの労働にはどのような意味づけが行われ、また繊維工業の近代化はどのような道程を辿ったのか。そして、労働の近代化は、社会政策・保険制度の形成とあいまって、人びとの家族観や職業意識にいかなる変容をもたらしたのか。「労働のジェンダー化」という観点から、近代史研究に新たな視座を拓く。

目次

ジェンダーで読む近代化
第1部 近代化のなかの織物業とジェンダー(家内工業時代のドイツにおける織物業;ドイツにおける力織機の導入と工場生産の普及;日本における織物業)
第2部 労働者のジェンダー化(ドイツと日本における女性保護規定;ドイツにおける社会保険制度の成立;日本における労働者のジェンダー化―比較の観点から)
ジェンダー化する社会

著者等紹介

姫岡とし子[ヒメオカトシコ]
1950年生。ドイツ近現代史。現在、立命館大学国際関係学部教授
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感想・レビュー

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Sugaya Masaki

1
リベラルをおしすすめれば、生物学的性差と社会的性差のズレは広がるばかりだと思っていたがそういう認識も少しおかしいのか。2020/08/29

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