内容説明
生きる者の疼きの場所ともなり、悦びの場所ともなる身体―身体の「幻想」が紡ぎ出す生の諸相。
目次
身体という幻
1 “幻”の表面(共鳴体―洞窟状意識と建築;多重人格のプロクセミックス;往還するジェンダーと身体―トランスジェンダーを生きる;隠喩と素養―メディアと人間の関わり方をめぐる覚書)
2 膚をめぐるダイアローグ
3 “幻”の彼方(重力のような―欲望のアフォーダンス;舞う身体、這う身体;「気持ちのいい身体」の行方;まぶさび系感覚論;“顔”、この所有しえないもの)
著者等紹介
鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年生。大阪大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パスティル
9
長い事、図書館で借りてようやく読了。理解するには難しい内容でした。参考になったのは、気持ちいい身体の行方と顔この所有し得ないものか、、、独特の表現が多いように感じた。2014/09/14
YUKI ishii
0
自分の身体が思い通りに動いているというのは夢、思い通りにならないから、面白い2013/03/18
k
0
鷲田清一「〈顔〉、この所有しえないもの」、篠原資明「まぶさび系感覚論」、佐々木幹郎「膚をめぐるダイアローグ」のみ。2012/06/29
arisa
0
交錯する視線のあいだで、点灯し 失われる〈顔〉未満の気配2022/02/09