内容説明
現実の政策課題である、不況に対する財政出動の効果、財政再建と赤字公債の関係、少子高齢時代における年金・社会保障制度改革、地方分権による地方と中央の財政関係などを念頭におき、マクロ経済学、ミクロ経済学、公共選択論から政府の経済活動を総合的に説明する。財政理論と現実課題を架橋するバランスのとれた入門書。
目次
財政学とはどういう学問か
財政思想と財政制度
財政政策の理論
経済成長と財政政策
公債
財政運営
年金
課税の理論
税制改革
所得再分配政策
公共財の理論
公共支出と政治過程
地方財政
著者等紹介
井堀利宏[イホリトシヒロ]
1952年生まれ。74年東京大学経済学部卒業、ジョンズ・ホプキンス大学大学院に進み、東京都立大学助教授、大阪大学助教授、東京大学助教授を経て、東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。Ph.D.専攻は財政学、公共経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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