出版社内容情報
人々はさまざまな道具やものを,使いこなして生活し,交換しあって人間関係をつくり,生きるための形をつくり上げてきた.道具や習俗から人々の生きた姿に迫り民俗学の豊かな成果を歴史研究の中に生かす.
内容説明
民俗学と歴史学が交差してさまざまな人生を掘り起こす。人々が、その「生きる形」をつくり上げてきた道具や習俗に光をあて、なにげない日々の姿や、心のひだに迫る。
目次
1 戦国武士における贈答の世界―『大和田重清日記』にみる
2 もう一つの世界―人びとは墓地をどのように営んだか
3 そして酒が飲めるようになった
4 流浪する人たち
5 海辺の人生―伊豆西海岸の漁民たち
6 からくりの道具から見えた江戸時代