現代社会学選書
心と行為―エスノメソドロジーの視点

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000265188
  • NDC分類 361
  • Cコード C0336

出版社内容情報

見たり想起したりといった行為を,個人の閉ざされた心の内部で生じる出来事としてではなく,相互行為としての「社会的な」現象として分析し,心がいかに社会的に構成されているかを明らかにした,社会学における新しい知の展開.

内容説明

見ることや想起することは、個人の閉ざされた内部で生じる出来事ではない。それは、人間同士の相互行為に埋め込まれた「社会的な」現象にほかならない。エスノメソドロジーと称される社会学的方法に方向づけられた相互行為分析により、視覚、想像、記憶にかかわる具体的な行為を分析し、心の社会的構成―心がいかに社会的に構成されるものであるのか―を明らかにする。社会学と心理学の接点で繰り広げられる新しい知の展開。

目次

第1部 空間と視覚(相互行為空間;視覚と行為)
第2部 想像と想起(イメージと想像;認識と想起)
第3部 心理学の社会学(心理学の社会学)

著者等紹介

西阪仰[ニシザカアオグ]
1957年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程社会学専攻単位取得退学。現在、明治学院大学社会学部教授。文学博士。専攻は社会学(エスノメソドロジー)。著書に「相互行為分析という視点」、共著に「インタラクション―人工知能と心」、共編著に「語る身体・見る身体」「会話分析への招待」、訳書に「心の社会的構成」、共編訳に「日常性の解剖学」、共訳に「社会科学の論理によせて」などがある
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