出版社内容情報
フランス思想史の文脈を踏まえ，サルトルの思想と軌跡を，哲学，文学，政治の3領域を横断しつつ解析．新しいサルトル像を描き出すことを通して，実存主義とポストモダンの関係を先鋭な問題意識で捉え直す刺激的考察．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tohi Monsan
1
19世紀以来のフランス思想史の文脈を踏まえながら、サルトルの思想とその軌跡を哲学・文学・政治という3つの異なった領域を横断しつつ解析しようとしている。ただ、論旨の前提にアナーキズムがあるので、ある程度のリテラシーは必要。対ストロース論争における敗因における総括という着眼は面白い。
Yuki
0
いやぁここ最近読んだ中で一番の難関でしたね。ただ、共産主義と括られるサルトルの違和感がこの本でハッキリしました。彼を読み解くのに必携の書です。2014/07/29
