出版社内容情報
近代社会は身体/生命の周りに,あるいはこの概念を媒介としながら,どのような装置や戦略を組み立ててきたのか.ミッシェル・フーコーが「生‐権力」と名指したものを,医療と社会のダイナミズムに依拠しながら明らかにする.
内容説明
近代社会は身近/生命の周りに、あるいはこの概念を媒介としながら、どのような装置や戦略を組み立ててきたのか。そのなかで、我々は身体/生命をいかに語り、その像は社会編成のあり方とどのような関係を切り結んできたのか。フーコーが「生‐権力」と名指したものを、医療と社会のダイナミズムに依拠しながら明らかにする。
目次
1 身体/生命はどう語られるのか(暫定的なスケッチ;身体/生命の文化的差異)
2 生‐権力の系譜(王の身体の変容;死の医療化;individualとしての身体/生命;こころの在り処;「種」としての身体/生命;身体/生命をどう語るべきか)
3 基本文献案内