ジャーナリズムの条件
職業としてのジャーナリスト―ジャーナリズムの条件〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000263979
  • NDC分類 070.16
  • Cコード C0336

内容説明

メディアの経済的基盤が弱まるなかで、ますます報道機関は企業化している。報道の生存空間が狭められていくジャーナリストたちは、権力や読者・視聴者との距離を見失いつつあるかに見える。いま、新聞社やテレビ局などで報道の仕事に携わる人びとは、逆風の中で、何と闘いながら、何を目指して、ジャーナリストという職業をまっとうしているのか?第一線で活躍する記者・ディレクターらが、日々の取材経験とそこで得た教訓を率直に明かしながら、ジャーナリストという仕事、ニュースの発見と伝え方について、読者に提示する。

目次

総論 ジャーナリストとは何者か(私のメディア体験から;組織ジャーナリストに問われるもの―新聞を中心に;ジャーナリズムの作法―雑誌を中心に;どんな「犬」になるのか―テレビを中心に)
1 ジャーナリストの仕事(防衛庁リスト報道の軌跡;沖縄返還密約事件を追って―封印を解く歴史ドキュメンタリー ほか)
2 ニュース・バリューとは何か(「何のために伝えるのか」を基準に;ジャーナリストは何を伝えるのか―スラムに虹を見る特派員 ほか)
3 ジャーナリストに求められるもの(いま、ジャーナリストの条件とは;ジャーナリストは「養殖場」を飛び出そう―問われる記者クラブ制度 ほか)

著者等紹介

筑紫哲也[チクシテツヤ]
1935年生まれ。早稲田大学政経学部卒。朝日新聞社に入り、政治部記者、ワシントン特派員、「朝日ジャーナル」編集長、編集委員などを歴任。1989年10月よりTBS系「筑紫哲也ニュース23」キャスターとして活躍中。2003年4月より早稲田大学大学院客員教授
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