日本の50年日本の200年
日本語の近代―日本の50年 日本の200年

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000263184
  • NDC分類 810.2
  • Cコード C0321

出版社内容情報

現在「日本語」と認知されている言語は,明治前半期に生まれた「言文一致体」に基づく「近代口語」を意味している.これが,なぜ「国民語」「国家語」の役割を果たすようになったのか.そこに日本的近代の論理を探る.

内容説明

私たちが現在「日本語」と認知している言語は、主に明治前半期に生み出された「言文一致体」を基礎にした「近代口語」のことを意味している。二葉亭四迷や山田美妙といった小説家の書いた、きわめて個別的かつ特殊な文体が、なぜ、「国民語」や「国家語」の役割を果たすようになったのか。そこに、日本的近代の論理を探る。

目次

1 「日本語」の発見
2 近代国民国家と「日本語」
3 天皇の「日本語」
4 言文一致という幻想
5 戦争と「日本語」
6 植民地の領有と日本近代文学の成立
7 「標準語」の制覇
8 反復としての敗戦後

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gorgeanalogue

14
「「国語」としての「日本語」が最も必要とされたのは、植民地支配の前線であった」という顛倒、「演説というモード」、言文一致体が主に音便と文末の助動詞が問題になっていたこと、などの本書で気づかされた指摘も多いが、多用される「言説」「内部/外部」といった用語がいかにも90年代風で、鼻白む。そして後半は特に近代史・戦後文学史の事例を羅列するだけで精一杯という具合。各章は行き当たりばったりの関心が脈絡なくずるずる続く、という印象で、何より「面白くない」。2023/01/21

あだこ

0
名詞、接続語、助詞、助動詞という流れで「日本語」が、西洋言語への対形象化の図式で確率されていく過程を素描。国語ナショナリズム関連の入門書か。2009/03/29

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