出版社内容情報
21世紀を目前に控え，社会システムの構造的な転換が叫ばれている．システムの改革はいかにあるべきか．改革を，財政を媒介とする市場・政府・共同体の構造的連関の転換として財政社会学的に考察．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
35
題名からすると理論的な経済学の本を想像される方が多いかもしれません。内容はもう少し現実的な日本経済の財政や税制度の分析を行ってのそれに対する提言ということになっています。書かれたのが90年代後半なのでどうしても資料は若干古いのですが、神野先生はもうこの時にすでに財政再建のための地方分権などということを言われていました。2015/06/13
