出版社内容情報
TVゲームに熱をあげ,電子手帳でペットを飼う.子どもたちの遊びの世界は大きく様変わりしたが,一方でメンコなど手遊びも生きのびている.現代おもちゃ世界の見取り図を描き,大人社会の文化の変貌にも光をあてる.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののこ
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ちょっと古いから、最新で載ってるおもちゃがもうすでに古かった。ベイブレードとか。2014/11/08
ぞだぐぁ
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現代(もはや近代?)のおもちゃについて考える際には読んで置くとよい本。 テレビゲームは除外しているが、現代のおもちゃに昔からあるおもちゃからの流れを見つけ、また現代のおもちゃに共通する要素などについての分析がある。 大塚英志の『物語消費論』(新曜社、1989年)を踏まえて書かれたカード玩具の分析はとりわけ私の興味を引く内容だった。 惜しむらくは1996年刊のため、遊戯王カードを代表とするトレーディング・カード・ゲームへの言及がないことだろうか。2011/07/01