出版社内容情報
先進国人口の大半が都市的な生活環境に暮らす現在,都市は国の経済の中心をなし,グローバル化する経済現象の中核的な役割をも占める.本書では都市経済というレンズを通して,現代経済が抱える諸問題について考える.
内容説明
先進国人口の大多数が都市的な生活環境に暮らす現在、都市経済はその国の経済の中心をなすと同時に、グローバル化する国際経済のなかで国境を越えた多くの経済現象の中核的な役割をも占める存在である。本書では、食事や買い物、家探し、アルバイト、交通渋滞、ゴミ問題、介護や医療といった身近な都市問題を手がかりにして―すなわち都市というレンズを通して―現代経済が抱える多岐にわたる問題について考える。
目次
都市化と都市経済
第1部 産業集積としての都市経済(大量生産システムと都市経済;集積と利益の外部性 ほか)
第2部 空間的システムとしての都市経済(都市経済の空間的内部分化;中心性と都市システム ほか)
第3部 社会的共通資本としての都市経済(社会的共通資本と経済活動;都市の経済成長と社会的共通資本 ほか)
著者等紹介
杉浦章介[スギウラノリユキ]
1947年生まれ。71年慶応義塾大学経済学部卒業。75年同大学院社会学研究科修士課程修了、83年ペンシルバニア州立大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。慶応義塾大学経済学部助手、助教授、93年より同教授、現在に至る。95‐99年慶応義塾ニューヨーク学院(高等部)学院長。専攻は、経済地理学、都市・地域経済、アメリカ研究
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感想・レビュー
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