内容説明
学問と政治の緊張、政治と憲法の緊張、憲法と学問の緊張を、自覚的に引き受けることなしに、憲法学は成立し得ない。日本の憲法秩序において再び政治の時代が到来した今日、そのなかでも、憲法学が学問として成立し得るということを示すべく、生々しい学問の「現場」を展べ示す七篇の論集。
目次
窮極の旅
「旧ヨーロッパ的」あるいは「実存主義的」ケルゼン―ホルスト・ドライアーのケルゼン研究に依りつつ
“「自由」の共和国”の憲法思想―「70年代主権論争」、そしてその後
嘘をつく権利?―カントと不完全な世界
「たたかう民主制」論の現在―その思想と制度
個人の尊厳と人間の尊厳
尊厳と身分
著者等紹介
石川健治[イシカワケンジ]
東京大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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