• ポイントキャンペーン

大学と教養教育―戦後日本における模索

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 298,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000258791
  • NDC分類 377.21
  • Cコード C0037

出版社内容情報

第二次大戦後,日本の新制大学に導入された「ジェネラルエデュケーション」という新たなカリキュラム.大学生みなが学ぶものとされながら,常に不要論と擁護論の狭間にあった,この「教養教育」(一般教育)は,導入期,大学大衆化時代から1991年の廃止へと至るまで,どのように変容したのか.そして今後の展望は.大学教育史の全体像を俯瞰する実証研究の労作.

内容説明

第二次世界大戦後、アメリカの制度を範として日本の新制大学に導入された「ジェネラル・エデュケーション」という新たなカリキュラム。大学生みなが共通のに学ぶものとされながら、常に不要論と擁護論の狭間にあったこの「教養教育(一般教育)」は、導入期、大学大衆化時代から一九九一年の制度上の廃止、そして現在へと至るまで、どのように変容・定着したのか。そして日本の高等教育システムに対していかなる役割を果たしたのか。大学教育の歴史と全体像を俯瞰する、実証研究の労作。

目次

はじめに 課題の設定と分析枠組み
序章 アメリカのジェネラル・エデュケーションの構造
第1章 混乱のなかでの一般教育の導入
第2章 大学大衆化時代の一般教育
第3章 一般教育政策の放棄と活性化の模索
第4章 拡散する「教養」教育
終章 日本における一般教育の定着形態と構造的特質

著者等紹介

吉田文[ヨシダアヤ]
1957年東京生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。教育社会学、高等教育論。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、カリフォルニア大学バークレイ校高等教育研究センター客員研究員、メディア教育開発センター教授を経て2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

生魚

0
教養教育(一般教育)は、時代や大学によって、リメディアル教育にも、専門教育の準備のための教育にも、何らかのスキルを身につけるための教育にもなる。また、近年の審議会答申も教養教育を明確に定義しておらず、「教養教育とはなにか」に関する合意はないに等しいのだなぁと。あと、教養部などといった「制度」が、教養教育のあり方や大学の規模拡大を規定しているのを見、教育における「制度」に興味を持った。2014/03/22

たぬき

0
構造は日本国憲法のケイジュ2013/09/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6363831
  • ご注意事項