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政治の混迷と憲法―政権交代を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000258289
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

「政治主導」や「首相の強いリーダーシップ」のスローガンとは裏腹に、「ねじれ国会」の下、停滞を続ける日本政治。なぜ、この間の政治改革はうまくいかなかったのか。そして選挙制度改革が進められようとしているいま、日本の議会政はどうあるべきか。憲法学の視点から、政権交代期の国会運営を定点観測してきた著者の分析と提言。

内容説明

「政治主導」のスローガンとは裏腹に、民主党政権は党内の権力争いと「ねじれ国会」の下で、迷走を続けている。なぜ、これまでの政治改革はうまくいかなかったのか。そして、「一票の格差」の是正を柱とした選挙制度改革が進められようとしているいま、日本の議会政はどうあるべきか。憲法学の観点から、小泉政権以降の国会運営を定点観測し続けてきた著者による分析と提言。

目次

一人別枠方式に関する最高裁判決と国会の対応
1 民主党政権の成立まで(憲法から見た小泉流「官邸主導」;〇七年参院選後の議院内閣制の変容と参議院のあり方;「ねじれ国会」と憲法;解散政局に明け暮れた自公政権下最後の国会;「政権選択」選挙と憲法問題)
2 民主党政治はなぜ行き詰まったのか(憲法政治の諸相;日本の逆を行くイギリスの議会改革;政権交代と政党政治の行方;憲法の視点から見た参院選挙制度改革;西岡参院議長の憲法発言を読み解く)
3 改憲論議の諸前提(憲法九条の「解釈改憲」と「明文改正」;国民投票法制の整備における憲法上の問題点;国民投票法―先送りされた重要問題;天変地異と憲法)
「戦後民主主義」後の憲法学の課題

著者等紹介

高見勝利[タカミカツトシ]
1945年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、法学博士。九州大学法学部助教授・教授、北海道大学法学部教授、国立国会図書館専門調査員などを経て、上智大学法科大学院教授、北海道大学名誉教授、専攻は憲法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんちゃん

3
4年ほど積んでいてしまったため、当時はアクチュアルだった諸問題がすでに後景化してしまっていることに時間の流れを感じる。とはいえ、憲法改正、関連しての国民投票、前提としての選挙制度改革、二院制への実践的な分析など、軽く読める割に内容が濃かった。2016/05/01

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