途上国障害者の貧困削減―かれらはどう生計を営んでいるのか

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000257930
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C3033

内容説明

世界の貧困層の3割、途上国農村部の貧困層の2割を占めると言われる障害者。世界的な貧困削減を進めるうえで、途上国の障害者の生計向上は重要な課題である。丹念な調査で得られた多角的データから、従来の政府統計などでは十分に把握されてこなかった、かれらの暮らしの現実を浮き彫りにし、貧困削減戦略の再構築をめざす。

目次

序章 障害統計と生計
第1章 中国の障害者の生計―政府主導による全国的障害調査の分析
第2章 フィリピンの障害者の生計―2008年マニラ首都圏障害調査から
第3章 インドネシアの障害者の生計―教育が貧困削減に果たす役割
第4章 ベトナムの障害者の生計―外部環境とのかかわりについての事例調査を通した考察
第5章 マレーシアの障害者の生計―持続的生計アプローチの視点から
第6章 タイの障害者の生計―統計調査とケーススタディから見える全体像
第7章 コートジボワールの障害者の生計―公務員無試験採用制度の達成と課題を中心に

著者等紹介

森壮也[モリソウヤ]
1962年生まれ。日本貿易振興機構アジア経済研究所主任研究員。同研究所新領域研究センター貧困削減・社会開発研究グループ長代理。日本手話学会前会長。障害学会理事。『障害学研究』編集委員会委員長。国際開発学会「障害と開発部会」部会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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