内容説明
民族・国家の垣根を越える豊かな可能性。在日朝鮮人として現代史に翻弄されつつ生きてきた画家が、自らのアイデンティティを見出すに至る人生の軌跡を描いた自伝的エッセイ。
目次
第1章 母の土地
第2章 日本のうしろ姿
第3章 歴史のなかの朝鮮と日本
第4章 ユーラシア紀行
第5章 ベルリン統一問題
第6章 アメリカの二つの顔
第7章 私の自画像
著者等紹介
玄順恵[ヒョンスンヒェ]
水墨画家。植民地時代に日本へ渡ってきた済州島出身の両親のもとで、1953年、神戸市に生まれる。82年に作家小田実と結婚。水墨画の他に、装丁、装画、挿絵の仕事を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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