内容説明
働いても働いても生活できない、それどころか、勤勉に、つましく暮らしているのに、貧困の悪循環に陥り、生活がますます苦しくなっていく…。本書では、人々の生活を日々支えているにもかかわらず、人々の目に入らず、打ち捨てられてきた、アメリカのワーキング・プアの実態を詳細にレポートする。ピューリッツァー賞受賞の実力派ジャーナリストによる迫力に満ちた告発から、新自由主義経済の片隅で何が進行しているのか、その実像が見えてくる。出版されるなり、たちどころにベストセラーになった話題の書。
目次
貧困の淵に立って
お金とその対極
働いてもうまくいかない
第三世界を輸入する
恥辱の収穫
やる気をくじく職場
父親たちの罪
家族の結びつき
体と心
夢〔ほか〕
著者等紹介
シプラー,デイヴィッド・K.[シプラー,デイヴィッドK.][Shipler,David K.]
1966年から88年まで「ニューヨーク・タイムズ」紙の記者として、ニューヨーク、サイゴン、モスクワ、エルサレムなどで取材に当たる。その後も、同紙をはじめ、『ニューヨーカー』誌、「ワシントン・ポスト」「ロサンゼルス・タイムズ」などに寄稿。著書としては他にピューリッツァー賞を受賞した『アラブ人とユダヤ人―「約束の地」はだれのものか』(千本健一郎訳、朝日新聞社)などがある。現在は、メリーランド州に在住し、大学、シンクタンクなどを始め、全米各地で講演も行っている
森岡孝二[モリオカコウジ]
1944年大分県生まれ。関西大学経済学部教授・株主オンブズマン代表。香川大学卒業、京都大学大学院博士課程中退。経済学博士。専門は、企業社会論
川人博[カワヒトヒロシ]
1949年大阪府生まれ。弁護士。1974年東京大学卒業。78年に弁護士登録
肥田美佐子[ヒダミサコ]
ニューヨーク在住。フリージャーナリスト。明治大学卒業。ニューヨーク大学でジャーナリズムを学ぶ。『ニューズウィーク日本版』の編集などを経て、1997年に渡米。米系広告代理店、ケーブルテレビ会社などに勤務後、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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