出版社内容情報
主要先進国で例外的に死刑を存続している二大国、アメリカと日本。廃止した州もあれば死刑の方法を本人が選ぶ州もあるアメリカ。裁判員制度によって、誰もが死刑を宣告する立場となりうる日本。はたして死刑とはどういう刑罰なのか。日米両国で関係者に直接取材、死刑をめぐってゆれる、それぞれの思いを丹念にたどる。
内容説明
主要先進国のうちで例外的に死刑制度を存続させているアメリカと日本。死刑を廃止した州もあれば、執行を停止している州も、受刑者自身が死刑の方法を選択する州もあるアメリカ。裁判員制度もはじまり、誰もが死刑を宣告する立場となったにもかかわらず、死刑の実態についてはあまりに知られていない日本。その日米両国で犯罪被害者遺族、元受刑者、元検事、教誨師らの関係者に直接取材、死刑をめぐりゆれる思いを丹念にたどる。
目次
第1章 執行の現場
第2章 死刑という断絶
第3章 遺された者の思い
第4章 取り返しつかぬ間違い
第5章 市民が裁く死刑
第6章 殺し方を巡る論議
第7章 死刑廃止の動き
最終章 議論のために
著者等紹介
小倉孝保[オグラタカヤス]
1964年、滋賀県生まれ。関西学院大学社会学部を卒業し1988年、毎日新聞入社。福井支局、阪神支局、大阪本社社会部、東京本社外信部、カイロ、ニューヨーク両支局長を経て2010年4月より外信部副部長。「女子柔道の母」と呼ばれた米国人女性、ラスティ・カノコギの生涯を描いた『柔の恩人―「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界』で第18回小学館ノンフィクション大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てくてく
Naomi Araki
osprey4691
ツヨシ
えのもと