出版社内容情報
将来の生命科学・医学、人工知能やロボットなど地球上の問題を、宇宙からの視点で議論しよう。目的は、未来への想像力を取り戻すこと。ヒントは人類の未来を描いた優れたSF作品にあり? 新たな地平が見えるかも。
内容説明
人類は宇宙でどんな問題に出会うのか?宇宙少年だった科学政策論の専門家と、生命科学・医学、ジェンダー、人工知能やロボットの問題、人類の進化などをテーマに、宇宙からの視点で議論しよう。目的は、未来への想像力を取り戻すこと。人類の未来を描く優れたSF作品もヒントに楽しく話を進め、新たな地平をめざす。
目次
第1章 なぜ宇宙に行くのか?
第2章 宇宙で生きられる体をつくる?
第3章 ロボット・人工知能の支援をどこまで受けるか?
第4章 宇宙で人間は人間を超えたものになる?
第5章 エイリアンと出会ったらどうする?
著者等紹介
〓島次郎[ヌデシマジロウ]
1960年生まれ。三菱化学生命科学研究所室長、科学技術文明研究所主任研究員などを経て、現在は生命倫理政策研究会共同代表。専門は生命科学・医学を中心にした科学政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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スプリント
6
人が宇宙へいくための手法を様々な分野から検討・考察しています。面白いのはロケット工学だけでなく、ロボットや人類の進化(光合成をさせるなど)の観点からも検討している点です。2018/11/11
susunu1
1
付箋数10。宇宙で生きるためには、活動服や排泄物循環等が必要だがテクノロジーでは限界がある。では、サイボーグ化や生物学的改変(遺伝子操作)はどこまで許容されるだろうか。イカの姿になりたい、という憧れを制止するのは正義だろうか。過酷な環境ではロボットとの共生も必要だ。脳が大きいクジラが特別に保護されるのであれば、知能を備えたロボットも権利保護すべきという議論が予測される。宇宙ステーションで一年過ごしただけで数百の遺伝子変異が起きたという。人類は宇宙に適応する身体であり、新たな進化が起きる可能性があるのだ。2019/01/11
渡邊利道
1
いろんな意味で雑多なコラム集のような本で、宇宙というか、人間が空間的にも時間的にもその存在領域を拡張していく際に問題となる点を色々軽く考察する感じの本。歴史エピソードとSFが事例として割と並列的にいっぱい出てくる。2018/12/03
takao
0
ふむ2018/12/18