未和―NHK記者はなぜ過労死したのか

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未和―NHK記者はなぜ過労死したのか

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000248884
  • NDC分類 366.99
  • Cコード C0036

内容説明

仕事熱心で笑顔のたえない女性記者の死。遺族、友人、NHK関係者など109名への取材から、彼女の生きた証と巨大メディアの裏側を描きだす。

目次

1 はい。都庁クラブ、佐戸です
2 佐戸記者誕生物語
3 光るものを持っていた少女
4 酷暑の中の参院選取材
5 「未和さんが亡くなりました」
6 明らかになった二〇九時間の時間外労働
7 遅れた周知
8 突然の公表
9 ふるさと、長崎での誓い
10 未和さん、さどちん、そして未和へ

著者等紹介

尾崎孝史[オザキタカシ]
映像制作者、写真家。NHKでドキュメンタリー番組の映像制作に携わる。組作品『厳冬 警戒区域』で視点賞。写真集『SEALDs untitled stories未来へつなぐ27の物語』(canal+)で日隅一雄賞奨励賞。JRP年度賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チェアー

13
なぜ彼女が過労死したのかは、この本に協力できないNHKであるがゆえ、という答えが最もふさわしい。いくら良心的な人でも、組織のなかに入り、組織に守られていくと、組織を守る人になる。そして、組織が考えた通りに行動することが、自分の良心だと思いこむようになる。だから過労死はなくならない。組織が体裁を整えて、「ほら言ったからな」という姿勢を続ける限り、はたらく人に立場に立たない限り、過労死はなくならない。2019/06/26

えいなえいな

12
当時新聞かネットでこのニュースを見て、NHKの記者が過労死とかおかしいんじゃないの!?と思った覚えがあり、書店で見かけた時に食いついてしまいました。その時は購入はしなかったのですが、最近古本屋をぶらぶらしていたら発見し購入しました。読んでみて、たしかに当時それほど騒がれていなかった覚えがあります。本書に書かれているようにNHKが隠蔽まがいの事をしていたらかなりショックです。ただ、読み物としてはもう一歩迫力が欲しかったな、という感想です。過労死の詳細データだけでかなりインパクトありますけどね。2019/09/14

海燕

6
「働き方改革」が行き届かない業界、現場はまだ数多あるという現実。このNHKに限らず、類似の事例は他にも見られるはず。この件が大きく取り上げられるのは、公共放送であるNHKが、事案発生から数年の間、それを公表せずにいたことの重大性からか。電通社員の自死については重ねて報道していたにもかかわらず、である。団体の規模が大きくなるほど組織は官僚的になり、組織防衛のため不祥事の類いは隠蔽する方向で処理される。何にしても、前途ある意欲的な若手職員が亡くなったことは、残念であり大きな損失だ。2021/05/05

トト

5
31歳の若さで過労により病死した、NHK記者を追ったノンフィクション。 同じ時期に過労自死として話題となった、電通の女性社員に比べて記憶に薄いのだが、その理由についても語られています。 こういった企業の「事件」を見る度に、組織の、個を軽んじる怖さを感じます。 いずれ、仕事を頑張る人が組織に属さなくなる時代がくるので、過労死も死語となる日が来るでしょう。2019/06/16

オフィス助け舟

4
2013年7月、うっ血性心不全により31歳で亡くなられたNHK記者に関する書籍。発症前の1ヵ月の時間外労働は209時間。明らかな過労死ラインを超えた労働時間は、死の直前の選挙取材に費やされたそうである。ご遺族の無念や怒り、そして組織として誠実に対応せず、旧態依然とした働き方を変えようとしないNHKという組織に疑問符を投げかける内容になっている。/どうすれば過労死や過労に起因する疾患を防げるのだろうか、周囲の同僚の方、会社、友人や家族、そして社会は未然に防ぐためにどうなサポートができるのだろうか、と考える。2023/07/17

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