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ヒトラーの国民国家―強奪・人種戦争・国民的社会主義

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  • サイズ A5判/ページ数 361,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000245166
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0022

出版社内容情報

第一次世界大戦の敗戦とそれに続く「ドイツ革命」による体制崩壊後,疲弊したドイツ国民は,なぜヒトラーの政権獲得を支持したのか.ナチス・ドイツの内政上の統合は持続的な国民福祉による国家への動員であり,ユダヤ人絶滅・アーリア化計画はその手段であった.経済的側面から検証したヒトラーによる「国民国家」の真実.

内容説明

第一次世界大戦の敗戦とそれに続く「ドイツ革命」による体制崩壊後、疲弊したドイツ国民は、なぜヒトラーの政権獲得を支持したのか。ナチス・ドイツの国民統合は持続的な国民福祉による国家への動員によるものであり、ユダヤ人絶滅・アーリア化(資産強奪)計画はその手段であった。経済的側面から検証したヒトラーによる「国民国家」の真実。

目次

第1部 ムード作り政治の全開(民族の帝国の夢;本書を読む上での注意;国民の意に適った独裁)
第2部 従属と利用(ゆるぎない合理性;国民にとっての戦時利得;支柱たる西部;新膨張空間としての東部)
第3部 ユダヤ人資産の没収(国家原則としての盗み・強奪;国防軍のための資金洗浄;同盟国の助成;金の痕跡)
第4部 国民福祉のための犯罪(悪の果実;投機的政治;国民的社会主義)

著者等紹介

アリー,ゲッツ[アリー,ゲッツ][Aly,G¨otz]
1947年、ハイデルベルク生まれ、独立不羈の歴史家・ジャーナリスト。ミュンヒェンのドイツ・ジャーナリスト学校卒業後、ベルリンの諸大学で歴史学・政治学を学ぶ。政治学博士。『ベルリーナー・ターゲスツァイトゥング』紙を創刊。その後『ベルリーナー・ツァイトゥング』紙で編集担当のかたわら、ホロコーストにかかわる現代史研究の著作を数多く執筆。代表作に『最終解決』(邦訳は法政大学出版局)等

芝健介[シバケンスケ]
1947年、愛媛県生まれ。東京女子大学教授。専攻はドイツ近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sinn sann

1
当に国家・民族による強盗殺人だ!2016/07/08

ゴジラ 芹沢

1
http://togetter.com/li/821525これで興味を持ったのだが……。経済のことがさっぱりわからない私には、似たような話が何回も続くのは読み物としては退屈だった。大学でのナチス時代の経済政策(と言っていいのか)を調べる資料としては優秀だと思う。2015/09/09

天婦羅★三杯酢

0
今もし「儲けすぎた会社と人から儲けの90%以上税金を取り、貧しい人の残業休日出勤手当は免税します」と公約する政治家や政党があったら、きっと耳目を引くことだろう。もちろん、それに”近い”スローガンを話す候補者は現実に多いけど、これを本当に実行しようとしたとき、とたんに様々な理由をつけては先延ばしにされるのがオチだし、聞く選挙民だってあまり真面目に取らないだろう。しかし、これを本当に実行してしまったのがナチスである。彼らはしかしそんな魔法を使える能力があったのか?そのファイナンス手法はおぞましいものだった2015/12/24

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