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日本レスリングの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 372,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000242929
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0095

内容説明

女子の活躍にみるように、近年躍進めざましい日本レスリング。その歴史は柔道やプロレスとの交流、確執に始まった。豊富な取材をもとに、日本レスリングの父・八田一朗から、黄金期を支えたスーパースターや天才たち、指導者たち、そして現在最前線で戦う選手たちまで、無数のドラマと多様な人物を描ききる力作。

目次

柔道を超えろ
ヘルシンキ
クーデター
ササハラの衝撃
レスリングマスター
ローマの屈辱
すべての道は東京へ
東京オリンピック
スーパースター
反逆
迷走
女子レスリング
少年レスリング
未来へ

著者等紹介

柳澤健[ヤナギサワタケシ]
ノンフィクションライター。1960年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。空調機メーカーを経て文藝春秋に中途入社。「週刊文春」、「Number」などでの編集・取材活動を経て、2003年よりフリー。2010年4月に、本作のもととなった「Fight&Life」誌掲載「日本レスリングの物語」で2009年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

5
珍しく新聞書評を読まず、岩波書店の広告だけみて手に取りました。十分満足しました。表紙のイケメン高谷惣亮選手がまず目を引きますが、本文には度肝を抜くエピソードが満載です。最強レスラー笹原正三の初キスがひげ面のソ連の巨漢に勝利への祝福で唇を奪われたというのは、笑えたが悲しかったです。ノンフィクションの巨匠立花隆、佐野眞一に連なる文章力でぐいぐい引き込まれます。「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」と併読すると、大正~昭和の日本の格闘技の歴史が見えてきます。格闘技ファンには応えられない2冊です。2012/07/14

澤唯

4
いやー面白かった それ以外に感想はほぼ無い この著者はすでに何冊も読んでるので遡った形だが本当に読んでよかった レスリング!2018/08/16

snakedoctorK

4
アマチュアからプロが生まれたのではなく、プロがあってアマチュアが生まれてというのがレスリングの歴史だったとは。 八田イズム。 正田家がレスリングの草創期に大きく寄与していたとは。 谷津選手とかに焦点を当てた本も期待したいけど、ちょっと無理でしょうね。2017/03/21

ソルト佐藤

4
八田一朗の強烈な個性に引っ張られた驚きに満ちた物語。作者のレスリング愛がひしひしと伝わる。昨今話題になる組織の私物化だが、何もないところから前に進むためには、個人によらざる得ないのかもしれない。後々にこれが病根になるものだが、レスリングはいつまでマイナーだったからこそ、それになりに健全性が保てたのが面白い。儲からないから?(笑)八田が話のメインから外れ、選手達に中心が移動してからも、ぎりぎりの戦いが描かれて面白い。補足として女子、少年レスリング、そして、未来への種が、ロンドンにて花開いているのが興味深い。2013/04/10

gold-fish

4
意外に面白かった。 特に講道館との確執やプロレスリングとアマレスリングの意外な関係等。 タイトに纏まっているので、サクッと読めますが、これは労作ですね。2013/03/23

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