内容説明
イラク開戦から四年、米国は、世界はどう変わったか。日本が孤立の危険に直面しつつあるとしたら、その要因は何か。国際政治の現場でいま起きている大きな地殻変動の正体とは?―世界各地を股にかける国際的ジャーナリストが、その圧倒的な情報量と筆力で混迷窮まる同時代の相貌を鮮やかに描き、隘路脱出のヒントを探る。
目次
1 米国衰退
2 朝鮮核半島
3 中国標準
4 文明衝突
5 日本孤立
6 共生戦略
著者等紹介
船橋洋一[フナバシヨウイチ]
朝日新聞社主筆。1944年、北京生まれ。東京大学教養学部卒。1968年、朝日新聞社入社。米ハーバード大学ニーメンフェロー、朝日新聞社北京特派員、ワシントン特派員、米国際経済研究所(IIE)客員研究員、アメリカ総局長などを歴任。この間の報道、執筆で、ボーン・上田賞、石橋湛山賞、日本記者クラブ賞を受賞。法学博士。著書に『内部―ある中国報告』(朝日新聞社、サントリー学芸賞)、『通貨烈烈』(朝日新聞社、吉野作造賞)、『アジア太平洋フュージョン』(中央公論社、アジア太平洋賞大賞)、『同盟漂流』(岩波書店、新潮学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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