出版社内容情報
評論家加藤周一氏と社会学者ロナルド・ドーア氏は日本のどこを見ようとしてきたのか,何を見てきたのか,そしていまの日本をどう見ているのか.8人の内外の研究者が語る,2人の知識人の半世紀にわたる業績と生き方.
内容説明
評論家加藤周一氏と社会学者ロナルド・ドーア氏が見てきた戦後日本とは、いったい何だったのか。二人は日本のどこを見ようとしてきたのか、何を見てきたのか。そしていまの日本をどう見ているのか。福岡ユネスコ協会主催で一九九八年と二〇〇〇年に行われた二つの「国際セミナー」をもとに編集する。
目次
第1部 加藤周一の仕事(私と戦後五五年;古典的知識人加藤周一;自伝における創造と虚構―『羊の歌』を中心に;加藤周一と日本文化雑種性の問題―雑種性から普遍性へ ほか)
第2部 ロナルド・ドーアの仕事(変動の激しい半世紀を振り返る;グローバル・スタンダードにどこまで従うべきか;社会進化・儒教・個人主義―ドーアの日本研究五〇年をふりかえって;社会調査史のなかの『都市の日本人』 ほか)
対談 日本とは何か
著者等紹介
加藤周一[カトウシュウイチ]
1919年生まれ。東京大学医学部卒業。文芸評論家、作家。1951年渡仏、55年帰国。医師をしながら「日本文化の雑種性」などを発表
ドーア,ロナルド[ドーア,ロナルド][Dore,Ronald P.]
1925年英国ボーンマス生まれ。ロンドン大学経済パフォーマンス研究所上級研究員。1947年ロンドン大学東洋・アフリカ研究学院卒業。江戸時代の教育をテーマとして1950年に初来日
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