東京大学エリート養成機関の盛衰

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  • サイズ B6判/ページ数 310,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000241465
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C0030

内容説明

「日本一の大学」である東京大学は、明治初期の設立から今日まで、官僚、政治家、法曹、経営者、研究者、医師、文人等々、日本の指導者層を数多く輩出してきました。本書では、その「エリート養成機能」の功罪を、統計資料を駆使し、また著名な卒業生を例にあげて評価します。そして「格差固定社会」における高等教育・研究機関としての機能の変容を分析し、今後の展望を考えます。

目次

第1章 東京大学の興隆
第2章 エリート校としての東京大学
第3章 エリート養成校の中での反体制派
第4章 東大卒業生はどこに行くか
第5章 今どきの東大生気質
インタヴュー 東京大学のこれから(濱田純一(聞き手=橘木俊詔))

著者等紹介

橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年兵庫県生まれ。小樽商科大学商学部卒業。大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学経済研究所、同大学院経済学研究科・経済学部を経て、同志社大学経済学部教授。その間、仏米英独で教育・研究職。専攻は経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がっち

2
個人的には面白い内容だった。官僚養成のための帝国大学だったのに、現在では民間、特に外資に行こうとする優秀層。そしてさすが東大というべきか、東大なのに・・・というべきかいろんな実情が見える。大学という位置づけとは一体何であろうか。いろいろ考えさせられたものである。A2011/07/22

tk

1
戦前の東大について詳しく書いてある。2011/07/11

ぽん教授(非実在系)

0
教養と教育、エリートと社会、戦前戦後の教授たちの派閥抗争とマルクス主義・自由主義、格差と学歴など話題が盛りだくさんで一つ一つは面白いものの散漫な印象ではある。 資料的な価値は十分にあると思うし最後のインタビューは興味深い。2014/06/02

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