東海村臨界事故への道 - 払われなかった安全コスト

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  • サイズ B6判/ページ数 258,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000241335
  • NDC分類 539
  • Cコード C0036

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

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ふむ2022/05/07

yu01

1
2005年刊。事故の要因を、作業者(故人)の過失ではなく、国の政策である核燃料サイクル計画、動燃の高速増殖炉・新型転換炉、その燃料を下請けする住友金属鉱山子会社JCOの相互関係の中での安全管理体制の過失としてとらえており、全容がわかりやすい。また、5年間の取材の成果として各関係者の意図にまで踏み込んだ記述が特徴的。細部と関係にこだわるからこそ「東海村臨界事故は、「特殊」な事故ではなく、どこでも起こりうる構造を持っていた」という最後部の言葉に重みがあると思う。これぞ、ジャーナリストの仕事、という感があった。2013/03/30

小心

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やはり原子力は爆弾としてこそその価値を発揮するもの。人間が押さえ込んで上手に飼いならせるものではなかったのね。首輪をつけて、爪を抜いて、檻に閉じ込めて、いざとなったら銃があるから大丈夫だよねって。でも首輪は外れ、檻も壊され、頼みの銃には弾が入ってなかった、今の福島はそんな状況?2011/06/22

瀧本往人

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あらためて事故の原因を検証する本書を読むと、とにかく「唖然」とする。これを読んでしまうと、とても「モノづくり大国」なんていう言葉は使えなくなる。http://ameblo.jp/ohjing/entry-11484686477.html2013/03/07

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「バケツ」は2万円以上もする専門器具でしかも事故の直接の原因ではないらしい。実際にはそこに至るまで数多の原因があり、(もんじゅの事故も遠因のひとつ)現場は結果的に実現不可能な仕事を請け負っており、イレギュラーにイレギュラーが重なって、現場の作業員も、監督者も、また高度な専門知識を有するはずの職員でさえも正しく危険性を認識できなくなっていた。2011/06/02

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