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毒ガス戦と日本軍

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000241281
  • NDC分類 559.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

戦間期と第二次大戦中に本格的毒ガス戦を行った唯一の国日本.旧軍史料を元に,開発から1945年の敗戦までの実戦展開,戦後の免責や,負の遺産としての国内外の遺棄問題まで,日本軍の毒ガス戦の全貌を初めて明らかにする.

内容説明

戦間期と第二次大戦中に本格的毒ガス戦を行った唯一の国日本。しかし政府はその核心部分を認めていない。旧軍資料を中心に、人体実験をともなう開発から一九四五年の敗戦までの主に中国に対する毒ガス戦の展開、戦後のアメリカによる免責や、負の遺産としての国内外の遺棄・廃棄問題まで、日本軍の毒ガス戦の全貌を初めて明らかにする画期的研究。

目次

1 第一次世界大戦の衝撃 一九一五‐一九三〇
2 満州事変と毒ガス問題 一九三一‐一九三六
3 日中戦争の全面化と本格的使用の開始 一九三七‐一九三八
4 恒常化する毒ガス戦 一九三八‐一九四一
5 エスカレートする作戦 一九三九‐一九四一
6 毒ガスの生産
7 抑制された毒ガス戦東南アジア・太平洋戦線 一九四一‐一九四五
8 燼滅戦・殲滅戦下の毒ガス戦 中国戦線 一九四二‐一九四四
9 アメリカの毒ガス戦計画と日本 一九四一‐一九四五
10 敗戦・免責・遺棄・投棄―残された負の遺産

著者等紹介

吉見義明[ヨシミヨシアキ]
1946年山口県に生まれる。1970年東京大学文学部卒業、1972年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在中央大学商学部教授。専攻日本近現代史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

天茶

1
★★★★☆2022/11/03

mj

1
いわゆる従軍「慰安婦」問題の資料の取り扱いで大ポカやっている著者の研究なので、ところによって「この記述の根拠となっている資料の検証は大丈夫か」と訝りながら読んでしまった。それでも、こういった研究・視点の重要性を軽視できないと思う。「シナ軍なんて鎧袖一触だった」という方々もいらっしゃる。が、どうして通常兵器ではかなわず、日本軍が化学兵器を使ったという局面もあったようだ。論旨とは関係ないが、著者の言葉の選び方に、我が国への悪意が感じられる。私の勘違いかな。2014/07/19

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