出版社内容情報
ベ平連活動家として脱走兵逃亡の手助けをし,FBIから睨まれながらも米国籍を取得した元『思想の科学』編集長が綴るユニークな米国体験と,輝いていた戦後日本への追想.アメリカを知らない,アメリカを知っていると思っている日本人のために書かれたオモシロ日米交流史.アメ
内容説明
反戦運動の活動家として脱走アメリカ兵の国外逃亡を助けた筆者は、雑誌『思想の科学』編集代表、フリーランスの編集者などをへてアメリカにわたり、FBIに疑われながらアメリカ国籍を取得する。アメリカ人になるとは、いったいどういうことなのだろうか。本書はユニークな生き方を選び取った筆者が綴るアメリカ体験記であり、輝いていた戦後日本への追想である。アメリカと日本という二つの座標を手放すことなく、二つの社会と歴史を対比しつつ、人間の生き方や暮らし、革命などについて考える。誰にも書けないエピソードによって語られる日米交流史。
目次
1 おまえもアメリカ人になれ―移民と理念の国アメリカ
2 ビーバップを歌いながら―ガレスピーと野球
3 神田ではじまり神田で終わる―タトル商会の人びと
4 天皇とマッカーサーのどちらが偉い?―アメリカ軍の時代
5 レッド・ダイパー・ベイビーとして―Rigidな考え方
6 ここは江戸川アパート?―中庭の民主主義
7 Yankee Go Home!―憲法第九条と否認
8 なんと言うのだったっけ、あの作業服?―ジーンズのグローバリズム
9 同世代の脱走―ヨコハマ港から世界に向かって
著者等紹介
室謙二[ムロケンジ]
1946年東京生まれ。大学在籍中からべ平連(「ベトナムに平和を!市民連合」)に参加し、米軍脱走兵援助活動に関わる。フリーランスの書き手として硬軟さまざまなメディアに寄稿。雑誌『思想の科学』編集代表などを務めたあと、80年代後半からアメリカに住む。98年に市民権を取得。旅行記や政治論、文学批評、伝記等のほか、ファッション、音楽、コンピューター論、出版論、テクニカル・ライティングなどにいたるまで幅広いテーマを論じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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