内容説明
天皇制の本質とは何か。なぜ時代を超えて持続しえたのか。―この問いに法制史の観点から答えるべく、権威と権力をめぐる歴史的展開の全容を、古代から通史的に叙述。この国の「支配と法の歴史」を解き明かす。
目次
序論
第1章 基本的諸概念
第2章 中国における律令国家体制の形成と構造
第3章 大化前代の国制
第4章 律令天皇制
第5章 律令天皇制的原型の展開と対抗(一)奈良~室町時代
第6章 律令天皇制的原型の展開と対抗(二)戦国~幕藩制時代
第7章 西欧中世の権威・権力秩序
第8章 近現代天皇制への展望―大日本帝国憲法と日本国憲法
著者等紹介
水林彪[ミズバヤシタケシ]
1947年生。1970年東京大学法学部卒業、1972年東京大学大学院法学政治学修士課程修了。東京大学法学部助手、東京都立大学法学部助教授・教授を経て、2005年より一橋大学大学院法学研究科教授。専攻は日本法制史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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