内容説明
日本帝国植民地下に編纂・和訳された『朝鮮詩集』。六十余年を経て、在日の民族詩人・金時鐘は朝鮮本土に原詩収集と詩人たちの経歴調査をおこない、詩の形態を含め、原詩の保全を第一とする再訳を果たした。祖国解放からあらたな文体を得てはじめて立ち現れる朝鮮の真なる詩人とは―。ハングル原詩との対訳、さらに詩人略歴を全面改訂。
目次
韓龍雲
金億
金石松
金素月
金東煥
金東鳴
金允植
金起林
金尚鎔〔ほか〕
著者等紹介
金時鐘[キムシジョン]
1929年朝鮮・元山市生まれ。詩人。1948年の済州島四・三事件を経て来日。1953年に詩誌『ヂンダレ』を創刊。日本語による詩作を中心に、批評などの執筆と講演活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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