窒息するオフィス―仕事に強迫されるアメリカ人

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  • サイズ B6判/ページ数 270,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000238175
  • NDC分類 366.025
  • Cコード C0036

出版社内容情報

90年代に空前の好景気にわいていたアメリカ経済の足下で,いったい何が進行していたのか.膨大な時間を仕事に費やし,家族と過ごせる時間はごくわずか,精神的なやすらぎからは程遠く,仕事と生活の不安は高まるばかり,職場で生き残るだけで精一杯のぎりぎりの日々….その姿は明日の私たち自身の姿なのか.対抗する手段はないのか.全米で大きな話題を呼んだ「ホワイトカラー搾取工場」からの生々しいレポート.

内容説明

90年代に空前の好景気にわいていたアメリカ経済の足下で、いったい何が進行していたのか。膨大な時間を仕事に費やし、家族と過ごせる時間はごくわずか、精神的やすらぎからは程遠く、仕事と生活の不安は高まるばかり、職場で生き残るだけで精一杯の日々―。その姿は明日の私たち自身の姿なのか。グローバリゼーションと株価至上主義の向かう先の働き方は、こんなにきついものなのか?対抗する手段はないのか。全米で大きな話題を呼んだ「ホワイトカラー搾取工場」からの生々しい衝撃のレポート。

目次

序章 仕事の世界はこれでよいのか
第1章 「仕事のペースはむちゃくちゃでした」―なくなるゆとり、増えるストレス
第2章 「三倍働いているのに給料は減っています」―給与削減や他の締め付け
第3章 「どこだってこんなものだ」―消えゆく企業福祉
第4章 「昔は鉄の足かせをはめられていた」―職場を襲ったテクノロジーの衝撃
第5章 「本当はいつまでもそこにいるつもりでした」―第二次大戦後の繁栄の報酬を分け合う
第6章 「ママは死んだ」―一九八〇年代における職場の変化
第7章 「バーを高くしていく」―会社が繁栄しているときになぜ仕事はきつくなってきたか
第8章 「大きな丸石が坂を転がり落ちるように」―悪化する労働条件、低すぎる報酬
第9章 「キャリアチェンジの機会」―新しい仕事の世界の社内広報
終章 ホワイトカラー「搾取工場」から抜け出す道はあるか

著者等紹介

フレイザー,ジル・A.[フレイザー,ジルA.][Fraser,Jill Andresky]
1956年生まれ。金融レポーターとして、『ニューヨーク・タイムズ』『ニューヨーク・オブザーバー』『フォーブズ』誌などのビジネス欄やファイナンス欄に執筆してきた。最近は『Inc.』誌のファイナンス担当の編集者や、『ブルームバーグ・パーソナル・ファイナンス』誌の寄稿編集者も務める。ニューヨーク市に夫と二人の子どもと住む

森岡孝二[モリオカコウジ]
1944年大分県生まれ。関西大学経済学部教授、株主オンブズマン代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。