出版社内容情報
その後の世界のあり方を決定的に変えたといわれる第一次世界大戦の歴史を,政治史・経済史・軍事史にとどまらず,社会史・文化史(戦場での暴力,兵士や銃後の市民の意識,社会統合,戦後の記憶のあり方……)の最新の成果を踏まえ,総合的に描き出す.仏独両国の大戦研究の第一人者が共同で執筆した定評ある通史の翻訳.
内容説明
その後の世界のあり方を決定的に変えたといわれる第一次世界大戦の歴史を、政治史・経済史・軍事史・外交史にとどまらず、社会史・文化史(戦場での暴力、兵士や銃後の市民の意識、社会統合、戦後の記憶のあり方…)の最新の成果を踏まえ、総合的に描か出す。仏独両国の大戦研究の第一人者が共同で執筆した定評ある通史の翻訳。上巻は、普仏戦争から開戦に至るまでの国際関係をたどるとともに、国内統合や戦争文化、動員の問題など仏独両国の戦時体制を明らかにする。
目次
第1部 なぜ仏独戦争なのか?(世紀転換期におけるフランスとドイツの世論;一九一一年以降の仏独関係の悪化;一九一四年七月の危機)
第2部 国民間の戦争?(フランスの「神聖なる団結」とドイツの「城内平和」;戦争の試練に立つ政治体制;「神聖なる団結」と「城内平和」の変容;メンタリティーと「戦争文化」;士気とその動揺)
第3部 前代未聞の暴力を伴う戦争?(人間の動員;産業の動員)
著者等紹介
ベッケール,ジャン=ジャック[ベッケール,ジャンジャック][Becker,Jean‐Jacques]
1928年パリ生れ。フランス現代史。パリ第10大学(ナンテール)名誉教授、ペロンヌ大戦博物館・研究センター名誉所長
クルマイヒ,ゲルト[クルマイヒ,ゲルト][Krumeich,Gerd]
1945年デュッセルドルフ生れ。ドイツ・フランス近現代史。デュッセルドルフ大学名誉教授、ペロンヌ大戦博物館・研究センター副所長
剣持久木[ケンモチヒサキ]
1961年東京生れ。フランス現代史。上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。静岡県立大学国際関係学部国際言語文化学科准教授
西山暁義[ニシヤマアキヨシ]
1969年神奈川生れ。ドイツ現代史。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、共立女子大学国際学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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