内容説明
門付、小屋掛け、見世物サーカス、大道芸人、旅役者…見世物小屋の一隅に、生きることの哀しみと喜びを見つめる。漂泊の後ろ姿が告げる、「ヒトの生存の条件」。
目次
プロローグ 芸人のいる風景
１ 見世物小屋
２ 荒れ地に咲く花
３ 魂の果て―墨東と北国
漂泊の芸人
エピローグ 私への旅
著者等紹介
宮崎進［ミヤザキシン］
１９２２年、山口県生まれ。岸田劉生の画友前田麦二に師事。３９年、日本美術学校油画科入学。４２年、応召、シベリア抑留。４９年、帰国。日本海側から、東北、北海道の各地を放浪する。寺内萬治郎に師事、日展、光風会で発表、受賞を重ね、６７年『見世物芸人』で安井曾太郎記念賞を受賞。８５年、長谷川仁賞受賞。９５年、小山敬三美術賞。９８年、芸術選奨文部大臣賞、神奈川文化賞。現在多摩美術大学名誉教授、多摩美術大学美術館名誉館長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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舟華
3
エッセイのようなものかな？と思ったら画集に近かった。なるほど「手帖」である。著者が大道芸人やサーカスを描いたものなのだが、女性が多いことが不思議。ちょっぴりシュールな絵はそれだけで言葉を発しているようでもある。2021/09/14
